2008年7月16日水曜日

姿勢考

 NotePCの発達によって、職場でも一人一台以上のPCを使うことが多くなりましたね。
 事務仕事一般にそうだとも言えるんですが、PC操作は、両手とも前において、しかもNotePCではディスプレイを覗き込むためにキツイ前傾姿勢と、おまけに首を前に倒したような姿勢で作業する人が増えているようです。

 ここに、健康に良くない少なくとも三つの要素があります。

 腕が前に出ていることの副次的問題として、肩も前に出てしまっています。
 肩が体幹に比べ前に出るということは、必然的に肩甲骨が背中側の肋骨に密着します。

 肩甲骨と背中側の肋骨の間には、心臓や肺に向かう血管や神経が通っていて、これを圧迫することで心肺系のトラブルを起こしやすくなってしまいますし、呼吸が浅くなることで酸欠を招き疲れやすさも引き起こしています。

 次に全体的に前傾姿勢を強要される結果、以下に作りの良い椅子であっても腰が後にでてしまいます。
 正しい背骨の横姿勢としてS字湾曲と言うことが標榜されておりますが、これが逆J字湾曲になってしまう・・
 この結果、骨盤は後屈し、腹筋はゆるんで弱体化し、背筋は引かれっぱなしで高いストレスに曝されます。

 骨盤と腰椎の正常でない姿勢は腰筋と腹筋、背筋のみでなく、そこから内臓に向かう神経にストレスをあたえ、腎臓、すい臓、肝臓、生殖器などに影響を及ぼします。

 さて、ディスプレイを覗き込もうとするとどうしても、顎を前に張り出した頚椎が前倒しになって頭だけ正面を向く・・という姿勢になりがちです。
 これは頚椎に対するストレスはもちろん、頭部にある各器官(眼、耳、鼻、口)すべてに影響を与えます。視力の低下、頭痛、耳鳴り、鼻炎など頚椎の歪みの病気は多いですよね・・
 もう一つ、人間は寿命末期になると首が落ちると言う状態・・つまり今述べた状態になるという点も気をつけたいところです。
 頭部が重心の真上に無いと言うこと・・それを維持できないということは実は恐ろしいことなのだと思います。

 さて、以上述べた良くない姿勢・・事務仕事やPC操作だけで起こるわけではありません。
 実は車の運転も、著しくこの状況を悪化させます。

 ハンドルをつかもうと、肩がシートから離れるようだともういけません。
 その状態を観察すると、腰は後に曲がり、しかも女性に多いのですが、顎を張り出して頭が前に出てしまっている・・

 さて、なんで姿勢の話をするのかというと、骨格を歪め、筋力バランスを崩す原因の非常に多くがこの姿勢の悪化から来るためです。

 自分の体が普段からまっすぐになっているかどうか、S字湾曲が維持できているかどうか、重心の上でしっかりと頭部を支えているかどうか・・

 これらを常に意識上に置いて気にかけて欲しいものです。

 姿勢についてはこれからも折りに触れ述べて行きたいと思います。

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